小さいことにくよくよするな!
2006年3月10日 読書
"いやな知らせを聞いたり、気難しい人と会ったり、なにかに失望したり、とくに逆境におちいったとき、私たちのほとんどは日ごろの癖で、つい事態を悪化させるような対応をしてしまう。過剰反応、拡大解釈、コチコチ頭、悲観主義。小さなことにとらわれていらだったり悩んだりするとき、それに過剰反応すると欲求不満がこうじるだけでなく、ますます泥沼にはまりこむ。客観的に見られなくなり、否定的な考えにとらわれ、力を貸してくれそうな人たちまで遠ざけてしまう。ひと言でいえば、「すわ一大事」の生き方になってしまうのだ。ばたばた動きまわって問題を解決しようとするが、実際には問題をますます複雑にしているだけだ。すべてが一大事に見えるせいで、ドラマを次から次にこなすような生き方になってしまう。そのうち、一つ一つのことが一大事だと思い込むようになり、問題とどう向き合うかが問題の素早い解決につながることを忘れてしまう・・・・「小さいことにくよくよしない!」癖を身につけると、人生は100%完璧にはならなくても、あるがままの現実を抵抗なく受け入れられるようになる。禅の哲学が教えているように、問題に精いっぱい抵抗するかわりに「手放す」ことを学ぶと、人生は自然に流れはじめる。"
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