Cafeにて

2005年2月4日 戯言
今日Cafeで後ろに座った2人組みのタメくらいの女の子の会話。

「私今まで真面目に生き過ぎてた様な気がするんだ〜。大学出て社会人になったのはいいんだけど・・・。やっぱりもっと他に自分のやりたいことがある気がして・・。今更こんなふうに思っても神様許してくれるよね?親不孝って罰当たらないよね?」「う〜ん・・・。やっぱりそうだよ。貴女のやりたいことをやるべき。人生もったいないよ。うん。できる環境を親に感謝しないとね。私アメリカに留学してみて分かったんだけど年なんか関係ないって。頑張ろうよ!」

周囲の期待に応える為に自分よりも世間を尊重して真面目に生きて来た優等生タイプが自我に目覚めて自己主張し始める典型的パターン・・・、とか無機質な言葉で片付けることもできるんでしょうけど、飽く迄こういうのは一つの使うと便利な基準ってやつだから、人それぞれ十人十色なこころもようがあって個性もあることは前にも同じ様なこと書いたけど忘れないようにしよう。

そうですよね。自分のやりたいことをやるのが一番です。役に立たない決まりきった型などはどんどん軽快に破壊して行ったほうが良い。(まあ決まり文句だけど。
「今更こんなふうに・・」「年なんか関係ない・・」っていうのは、もちろん無駄なくストレートに目的の場所に到達して行っている人はそれに自信を持つべきだし、それを以って差別化として行くことはとても良いことだと思います。医学部でいったら現役組が再受験組みに対して持てるものですね。(僕もその意味では差別化される側なので無駄のない動きには脱帽です)それでも一方で、上に記したある一人の女の子の言葉を無機質に片付けるのことに対して少しでも嫌悪感を持てた人は、使うと便利な基準でも役に立たなくなった型(この場合は捉えることに限界が出てくる枠組みとしての言葉)などは時として取っ払うことが良いと思える人で、差別化をするにしてもされるにしてもそれが全てではないと思える知的であると同時に柔軟性をも併せ持つナイスガイorナイスガール。

スピルバーグの映画に「AI(人工知能)」というのがありますけれど、この映画の中に「自分だけは特別なんだ」って思いたい人間のせつない感情をそういう風に思うのは「自分だけじゃないんだ」って訴えることで解放させるように描かれている箇所がありますが、そういったことも受けとめたうえで、僕は、人っていうのは十人十色で一人一人が「決めておくと便利な基準」だけでは汲み取れない深みのあるものなんだと思うんです。

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光

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